なぜご遺骨を粉骨するのか
粉骨とは、ご遺骨を細かく粉末化(パウダー状)にする事です。ご遺骨をそのままの状態では海に散骨出来ないため、細かく粉骨してから散骨します。
ご遺骨が自然に還りやすく、また周辺で漁業やレジャーなどをされる方への最低限のマナーとして粉骨することが必要不可欠とされています。
当社では散骨や手元供養、墓じまいなどの理由から粉骨をご希望される方のために粉骨サービスを行っております。
粉骨について
粉骨したご遺骨は水溶性の袋に小分けしてご遺族の元へお返しします。
粉骨処理したご遺骨は体積が減り骨壺を小さくすることが可能となります。手元供養の納骨容器に納めてご兄弟で分骨する際は非常に便利です。
粉骨料金 1柱 20,000円~(税込)
粉骨処理のみの料金です。海洋散骨を依頼されている方は基本料金に含まれています。
埋葬されていたご遺骨など異物混入、汚れが目立つ場合は洗浄・乾燥・殺菌加工が必要となります。(別料金)
サービス内容 (料金込) |
手元供養用にプラスチック製丸小瓶(真空パック)3本まで無料サービス致します。ご自身でメモリアル容器などご準備されてる場合は送骨時にご一緒にお送り下さい。 |
オプション (別料金) |
・ご遺骨の洗浄・乾燥・殺菌加工 (次項をご確認下さい) ・手元供養用の納骨容器 (ご希望の容器をこちらで準備します) ・骨壺陶磁器のご供養後処分 ・骨箱、弔電、香典袋等のお焚き上げ |
送料・出張費 | 送骨の際のゆうパック送料、手渡しの際の移動費などはお客様負担とさせて頂きます。 |
ご契約の際、粉骨加工依頼書(当社書式)に、依頼主の住所、氏名、電話番号の記入と押印、また埋葬許可書(役所発行のコピー)と印鑑証明書、ならびに戸籍謄本の写しの提出お願いしています。
◇海洋散骨を依頼される方へ◇
海洋葬についての事前打ち合わせの際、ご遺骨をを預かりして粉骨処理させて頂き、粉骨したご遺骨は当社スタッフがお届け致します。
遠方のお客様の場合は郵便局の「ゆうパック」を利用しての受け渡しとなります。ゆうパックですと送付状に遺骨と明記して送ることが可能です。
ご遺骨の洗浄・乾燥・殺菌加工作業
墓じまいなどにより掘り起こされたご先祖のご遺骨は粉骨作業に伴い洗浄加工する必要があります。
洗浄・乾燥・殺菌加工料金 1柱 18,000円~(税込)
ほとんどの場合、一度埋葬し掘り起こされたご遺骨はそのまま粉骨加工する事は出来ません。
小石や土、焼古銭・釘やクリップ・木片など色々な不純物が入り交ざった状態で持ち込み(郵送)されるケースが多く、また水分を多く含んだご遺骨は汚れや雑菌なども見受けられます。
これら不純物を丁寧に取り除いた後にお骨の洗浄作業が必要となりますが、これらはピンセットなど使用しての完全手作業となります。
何度も洗浄を繰り返し最後に乾燥(150℃~200℃乾燥加熱処理)殺菌作業(専用装置使用)を施します。
以上の作業を終えた後に粉骨作業を施し水溶性の紙袋に収めます。
上記の流れはお墓から掘り起こされたご遺骨の洗浄から粉骨までの作業となりますが、ご自宅で経年供養されていたご遺骨でも骨箱の中でカビが発生して黒く変色したご遺骨のご依頼もあります。その場合も同様の作業が必要と考えております。
洗浄作業過程で選別された不純物も全て乾燥後に一袋に纏めて取り置き、海洋散骨時に一緒に海へ還します。
網目の大きなものから細かな編み目の物まで4段階に分けて作業し、細かなお骨は一部洗い流れますが可能な限り細網で止め供養させて頂いてます。
粉骨の流れ
1.お問合せ・お申し込み
お電話またはお問合わせフォームからお問合わせ下さい。 粉骨に関するご相談、ご質問もこちらへ。 |
2.ご遺骨の受け渡し
近くにお住まいの方は手渡しで、遠方にお住いの方は郵送(郵便局のゆうパック)でご遺骨をお送り下さい。 輸送中に骨壺が割れたりしない様に、緩衝材を入れて骨壺の蓋をテープでしっかりと留めて下さい。 |
3.合掌
作業前にスタッフ全員でご遺骨を拝ませて頂いてから作業開始となります。 |
4.異物の除去
ご遺骨と一緒に釘や留め金などの異物が混入している事があります。それらを磁石などを使って一つ一つ丁寧に手作業で取り除きます。 |
5.粉骨
専用の機器を使って散骨可能なパウダー状のご遺骨に仕上げます。 |
6.容器に納めます
粉末化したご遺骨は袋、小瓶、もしくはご依頼者が希望した納骨容器に納めます。 容器によっては長期保存できるように真空密閉致します。 |
7.ご遺族のもとへ
丁寧に粉骨したご遺骨をご遺族のもとへお返しします。 |